ネットワーク導入

環境計測ノード、環境制御ノード、各アクチェータと稼働し始めたので、あとはリモート制御出来るようにして、いちいち畑に行かなくてもいいよう作業効率の改善と経費(ガソリン代)の削減を行っていきましょう。

イメージとしては、自宅パソコン、スマートフォンから農場に設置してあるパソコンにリモート接続して、計測データを確認、各アクチェータを操作できるようにする。と言った感じです。

そのためには、農場パソコン、自宅パソコン、スマートフォンをインターネットを介して接続(VPN接続)する必要があります。という事で、農場に導入できるネットワークを検索すると、該当サービスなし、田舎過ぎてなし、冷静に考えて、あの畑まで光ケーブル、或いは、メタルケーブルを敷設する方が大変だという事に気付きました。スマホで4Gは繋がっているので、選択肢は一つのみ、ポケットWi-Fi にしようという事でドコモショップへ行き、VPN接続できるWi-Fi STATION を確認しましたが、VPNサーバー機能付きWi-Fi STATIONは無く、(2020年7月頃の話しなので、今はあるかもです)唯一VPNパススルーできるSH-05Lを購入することにしました。VPNサーバーついては、SoftEther VPN Serverを導入することにしました。

重要事項ですが、docomoWi-FiのISPオプションは、moperaUでの契約が必要です。(SPモードではVPNが動作しません)

SH-05Lの設定は、VPNパススルー設定を有効にして、ポートマッピング設定で、インターネットからLAN内のパソコンにアクセスできるようにします。参考でポートマッピング表を添付しておきます。

後は参考までに、iPhoneのVPN接続は、標準のVPN接続を使用して、リモコンソフトはRD Clientを使用し、自宅パソコンはWindows10標準搭載のVPN接続と、リモートデスクトップを使用しています。

”ICT農業はじめます”の記事はこれくらいにしておきます。これからは、応用編という事で、活用事例等を記事にしていこうと思います。