環境制御ノード製作

環境制御ノードの製作です。環境計測ノードと同様に、製作本の内容とちがうこと、製作にあたり苦労したことをご紹介します。

まずは、環境計測ノードと同様で、製作経費削減のため、機器収容ボックスをコンテナボックスに変更しました。また、熱対策のため、100円ショップでアルミシートを購入し、機器を覆っています。

アルミシートを掛けた様子

環境制御ノード

環境制御ノード本体上の写真で、左側のコンテナボックスに、環境制御ノード本体、循環扇制御用の電磁リレーと硫黄燻煙機制御用の電磁リレーを収容しており、右側コンテナボックスには、ハウスサイド巻上機の電磁リレーとACDCコンバーターを収容しています。

次は、アクチェータの制御回路数を4回路から8回路に増設しました。これは、一つの環境計測ノードで2棟のハウスを制御するためです。制御で使用する計測データは温度と湿度のみで、2棟の温度、湿度はほぼ同じであろうと言う前提です。アクチェータ8回路の内訳は、1回路目がハウスA棟の巻上機右側用、2回路目がA棟の巻上機左側用、3回路目がA棟の硫黄燻煙機用、4回路目がA棟の循環扇用になっています。同じ様にして、5回路目がハウスB棟の巻上機右側用、6回路目がB棟の巻上機左側用、7回路目がBの硫黄燻煙機用、8回路目がB棟の循環扇用になります。

参考で、GPIOの対応表を添付しておきます。

GPIO対応

(注意)添付のGPIO対応表ですが、使用しているGPIOの8回路については、私なりに動作検証を取りましたが、残りの8回路については動作検証は取っていません。

環境制御ノード 本番設置

次は、各アクチェータ制御機器の製作になります。この内容については、製作本”ICT農業の環境制御システム製作”に記載されていません。おそらく、アクチェータの機器構成により、あらゆるパターンになるため、全てを表現することが困難だからだと思います。私の場合は、この機器、仕様と、決まっているので、記事にする事が可能だと思います。逆の言い方をすると、今回の記事は、あくまでも参考で、皆さんが使用している機器には該当しない可能性が大であり、個別に検討が必要であるということです。そして、ここが、私にとって、一番苦労したところになります。

次回は、循環扇制御の作成です。